Courseraで、また犬関係のコースの受講をはじめました。

 Dog Emotion and Cognitionというコースです(このコースについては、以前の記事で書きました)。

 The Truth About Cats and DogsとAnimal Behaviour and Welfare(どちらもイギリス・エジンバラ大学が提供)のふたつのコースの受講が終わったところに、タイミングよく開講されていたので受講してみることにしました。

 

 こちらのコース、犬の心理や認知について学ぶという内容で、より犖き瓩寮質に特化したコースです。デューク大学で教えていらっしゃるBrian Hare(ブライアン・ヘア)先生がインストラクターです。ヘア先生やほかの研究者たちが共同で運営しているサイト(Dognition)を利用すれば、自分の愛犬のCognitive ability(認知能力)を楽しいゲームを使って測定することもできます。

 犬の賢さを知る以上に、犬の認知能力とはなにか、それを理解することが犬との関係にどう役立つのか、といったことを学ぶのが、このコースのテーマ。Dognitionで測定するのも賢さのレベルではなく、自分の愛犬がどういう傾向にあるのかを理解することが目的です。すべてのゲーム(20ゲーム)にトライし、結果を提出すると、自分の愛犬のプロファイルを判定してもらえるんだとか(そして研究者たちは、多くのデータを収集できるというわけです)。プロファイルのカテゴリーは9つ(サイト参照)。愛犬のタイプがわかれば、愛犬に最適なしつけやトレーニング方法を選択することができる、というメリットがあります。カテゴリーのネーミングも楽しい!

 

 ヘア先生の話し方は、結構ハイテンションで早口。でも、活舌がいい?ので、早くても聞き取りやすいと感じました(最初、先生を「オーストラリア」の方だと思ってましたが、「アメリカ」ですね……ご出身のDuke Universityと、オーストラリアのDeakin Universityをなぜか?勘違い。『あなたの犬は「天才だ」』を読んで、やっと気づきました……)。8週コースの長丁場、完走できるよう(ぼちぼち)がんばります!

 

犬とボール

(うちの子は犲茲辰討海き瓩呂任ませんが、口でおもちゃやボールを狹蠅欧銅茲蠅帽圓瓩海箸できます。いわゆる爐劼箸衢靴哭瓠)

 

 American Kennel Clubのサイトで、またまたおもしろいクイズを発見!

 自分は「犬種には詳しいほうだ」と思っていましたが、全然だめでした……どの犬も同じに見えます……

 クイズはこちら→Quiz: Which Dog Breed Is Which?

 第1作がおもしろかったので、同じシリーズの2作目を読んでいます。

 

Stalking Ground by Margaret Mizushima

 

 アメリカ・コロラド州ティンバー・クリークのK9ユニット、Mattie & Roboシリーズの2作目。冬の雪山を舞台に、MattieとRoboが殺人事件を捜査します。

 本作の被害者は、Mattieの上司Brodyの恋人(前作にもちらっと登場してました)。ハイキングに行くと言って行方不明になった彼女を、Mattieたちは必死に捜索しますが、ときすでに遅し。険しい山の上で、彼女の死体を発見します。折り悪く天候は崩れ、辺りには雪が降りはじめ、Mattieは現場保存のためにRoboと山に残るのですが……。

 

 と、コロラドの厳しい冬と山の風景が臨場感たっぷりに描かれています。わたしも隣州に住んでいたのでわかるのですが、雪の量は半端ないです。10月に初雪が降ることもしばしば。そして山は険しく、野生動物もいます。MattieとRoboも、山でMountain Lion(ピューマー、クーガーとも)に襲われ、いきなりピンチをむかえます! 

 被害者がBrodyの恋人ということもあり、前作ではちょっと嫌な上司みたいな雰囲気だったBrodyに、Mattieも同情。いろいろ気を回したりして、人間関係が苦手だったMattieの成長もうかがえます。獣医で捜査に協力しているColeや、Coleのふたりの娘との関係も深まりつつあるような?

 とても女性がひとりでハイキングに行くような場所ではないところで死体が発見され、お墓のようなものまで作られていたことから、被害者はなんらかの事件に巻きこまれ、別の場所で殺害されて(わざわざ)山の上まで運ばれたとわかります。捜査がどう進んでいくのか、楽しみながら読みたいと思います。Roboの活躍に期待!

 

コロラドの山

(コロラドの山は、こんな感じ。ロッキー山脈の頂には、夏でも万年雪が見られます。)

 See You in the Cosomsを読了しました。

 いわゆる少年の成長物語(ビルドゥンクスロマン)で、次々といろんなことが起こるのですが、ちゃんと最後はひとつのところに集約されていきます。細部まで作家の気持ちというか、心配りが行き届いている、そんな印象を受けました。

 

 主人公アレックスの話し方が、文体のなかににうまく表現されていて、それが読んでいて楽しかったです。子どもにとって、要点をまとめて話したり、話の途中で適度に間を取ったりするのは難しいことなので、アレックスも、「○○だったんだけど、△△になって、そしたら□□で、それで◎◎が××して……」と、話はじめるとノンストップ。本のなかから、アレックスのはずむ声、息づかいが聞こえてきそうでした。

 頭のいい子なので、ちゃんと順序立てて話してはいるのですが、とにかく全部言いたい!という感じ。アレックスは狄深足瓠扮海鬚弔ないこと、本当のことを話すこと)をとても大切にしている少年。だから、起こったこと、感じたことをすべて、彼なりの言葉で一生懸命表現しようとする。話し方にも、アレックスのキャラクターがちゃんと反映されています。

 

 終盤、アレックスには危機が訪れます。アレックスを守ろうと、彼を取りまく大人たち(兄ロニー、旅の途中で出会った異母姉テラ、ロケット仲間のゼッドとスティーブ)が奮闘します。ある事情で、家じゅうを掃除する場面があるのですが、「この掃除にアレックスの命運がかかっている」とみんな真剣そのもの。でもやっていることはただの掃除。それが妙におかしくて、久しぶりに本を読みながら声をあげて笑ってしまいました。

 

 この作品には、"You already have it."(「もうちゃんと持ってるじゃないか」)というフレーズが出てくるのですが、それがとても心に響きました。あるとき、ゼッドがアレックスに言った言葉で、最初は理解できなかったアレックスも、さまざまなことを経験し、言葉の本当の意味がわかるようになります(物語の最後も、この言葉で締めくくられます)。探しているもの、大切なものは、もうちゃんと持ってる。見えなくても、そこにある。そんな風にわたしは解釈しました。

 

 大人とアレックスのときに軽快な、ときに真剣なやりとりが、この作品にはたくさん出てきます。だから大人が読んでも味わい深く、心に感じるものがあるんだと思います。それなりにボリュームのある本ですが、文章は平易(たまに宇宙用語とか出てきますが)なので、すらすら読めますし、難しい本や、ドロドロミステリー?の合間に読むのにぴったりの作品です。

 

葉っぱ

天の川と少年

 

 木のお話の次も、児童文学を読んでいます(300ページと、ちょっと長いお話ですが)。

 宇宙と犬が大好きな、少年のお話です。

 

See You in the Cosmos by Jack Cheng

 

<ストーリー概要>

 11歳のアレックスは、宇宙が大好きな男の子。どれだけ宇宙が好きかというと、愛犬にカール・セーガン(『コスモス(Cosmos)』というテレビ番組を監修したことでも知られる、アメリカの著名な天文学者)と名づけているほど。父親を幼いころに亡くし、コロラド州で母親とふたり暮らしのアレックスは、11歳にしてはずいぶん大人びた少年だ。L.Aに暮らす年の離れた兄ロニーの仕送りを受けながら、気分のすぐれない母親(おそらく心の病を患っている)の世話を焼き、家事をこなし、アルバイトで稼いだお金を資金に、コツコツとロケットを作っている。

 その自作のロケットを打ち上げるため、ニューメキシコで開催される宇宙ファンの一大イベントに参加しようと、アレックスはひとりで列車に乗る。それは、さまざまな人と出会い、自分の家族の秘密をも解き明かす、大冒険の始まりだった……。

 

<感想>

 ちょうど半分くらいまで読みましたが、アレックスが本当にいい子なんです! アレックス、がんばれ!と心のなかで応援しながら読んでいます。

 家族環境のせいか(母親がほとんど何もできない・しない状態なので、食事もぜんぶアレックスが作っている)とてもしっかり者なんですが、つらいことがあると大泣きしたり、ちょっと幼いところもあります。宇宙人がいると信じていて、自作のロケットに狹觝椨瓩靴同宙に打ち上げる予定のiPodに、せっせと狠狼綽佑里い蹐鵑焚酸辞瓩鯱寝擦靴討い泙后J語は、アレックスがiPodを通して宇宙人に語りかける、という形で進みます。

 

 舞台はコロラド州からニューメキシコ州(UFOで有名ですね)、ネバダ州(ラスベガス)、カリフォルニア州(ロニーのいるL.A)へと、めまぐるしく移動。最初はひとり旅だったアレックスですが、道中さまざま人と出会い、交流し、助けられ、一緒に旅を続けることになります。その仲間のひとり、作家で僧侶(?)みたいな雰囲気のゼッドという男性が、いい味だしてます。最初、ゼッドは狡戚曚旅圻瓩鬚靴討い董◆崗さな黒板にチョークで文字を書く」というなんともアナログな筆談でコミュニケーションをとっているのですが、その辺りのやりとりなんかも、絶妙に描かれています。彼とアレックスの凸凹コンビ(?)がほほえましくて、でも会話は深かったりして、ぐっときます。

 

 犬……がことさら取りあげられる話では(またしても)なかったのですが、カール・セーガン(一緒に旅してます)には一大事が起こります。カール・セーガンは、アレックスの親友で、大切な家族。この牴搬沖瓩箸いΔ里、本作のメインテーマといってもよさそうです。ひょんなことで、死んだと思っていた父親が実は生きている(生きていた?)と知り、アレックスの旅は思わぬ方向へ……あとは最後まで読まないとわかりません。早く続きが読みたい! 

 カテゴリーとしては児童書ですが、"Wishtree"と同じく、大人が読んでもじゅうぶん楽しめる作品です。

 

*****

 思い立って、Courseraの"The Truth about Cats and Dogs"の修了証を申請しました。何かに使えるとは思えませんが、受講の記念にと。コースはひととおり修了しましたが、教材を見直して、気になる用語や英単語などをまとめているところです。

 

Coursera修了証

(送ってもらえるのはデータだけなので、紙の形にしたければ自分で印刷しないといけません……)

 木が主人公の、心温まるお話を読み終えました。

 

Wishtree by Katharine Applegate◆

 

 Amazon.comなどでは児童書のカテゴリーに入っていますが、大人が読んでも楽しめる作品だと思います。

 

 *この作品の紹介動画を発見しました*

 

 

 木(Redという名前の、オークの古木)が語り手で主人公の物語。Redの親友であるカラスのBongoや、Redを住処にしているオポッサム、スカンク、フクロウ、アライグマといった動物たちが登場するので、動物好きにはたまらない一冊です。

 Wishtree(願い事を叶える木:お願い事を書いた布やリボンを枝に巻きつけて、願掛けをする)として愛され、何世代にもわたって、町を静かに見守ってきたRed。ある少女が引っ越してきたのをきっかけに、平穏な日々に変化が起こり、Redの狢限貝瓩鬚發罎襪す事態へと発展していきます。Redは古木ということもあり、語り口は淡々としているのですが、その言葉はやさしさに満ちていて、しみじみ、じんわり心にしみてきます。

 

 この本、文章もとてもよかったのですが、挿絵がまた素敵でした。オポッサムとかカラスとか、ちょっと強面(?)の動物も、愛嬌たっぷりに描かれているので、思わずほほが緩みます。最後のほうで動物勢ぞろいの場面が出てくるのですが(動画で見れます)、そのイラストが本当に素敵なんです。 

 挿絵を描いたのは、イラストレーターのCharles Santosoさん。この作品以外にも、たくさんの児童書の挿絵を担当されているので、動物ものの作品があったら、ぜひ読みたいと思います。

 

 木は動けないので、流れに自身の運命をゆだねるしかない(Redいわく、passiveな)存在ですが、目には見えない形で、生き物や人間に働きかけ、さまざまな影響を与えている。1本の木が、町のシンボルになったり、忘れられない思い出になったりする。自然ってそういうものなんでしょうね。読み終わって、そんなことを考えました。

 

冬の木

 

 動物がたくさん登場して、挿絵もツボ、という本に出会うとうれしくなります。手元にあるものだと、こちらもおすすめです。

 

The Illustrated Compendium of Amazing Animal Facts by Maja Saefstroem

 

 この本については、以前に一度アップしているのですが(過去記事)、Majaさんのほんわかした、ちょっと不思議なテイストのイラストがなんともいえません。

 シリーズ2冊目が出版されていました!

 

Animals of a Bygone Era: An Illustrated Compendium

 こんな素敵なお知らせを見つけてしまいました。

 

 モンターグ・ブックセラーズ モンターグ・ブッククラブ

 

 申し込みたいけれど、まさか「持っている本」「買った本」とかぶったらどうしようという不安もあります(まずないとは思うのですが、刊行から3か月以内の作品をチョイスとなると、可能性はなきにしもあらず)。毎月の書籍代、これ以上増やしてしまうのもなぁ。でも「クラブ」の活動も検討中というのも気になる!

 

 どんどん増える本の置き場所も悩みどころです。洋書はなるべく電子書籍を購入するようにしているのですが(辞書機能も使えるし)、紙の本も欲しいわけで……。

 

たくさんの本

(イメージ画像です。さすがに、洋書はこんなにたくさん持ってないです……が、洋書って、結構サイズがまちまちなので、うまく本棚に入らなくて困ります……)

 

 

 Courseraで受講していた"The Truth About Cats and Dogs"(猫と犬の真実)、無事コースを修了しました(コースについてはこちら)。

 5週間という受講期限があり(修了証の発行を希望しないのであれば、期限オーバーしてもOKみたいです)、駆け足の受講となってしまったので、映像教材や提供資料などをもう一度最初から見直したいと思います。

 

 このコースを受講してみて、犬や猫を含め、ペットを飼うことの意味を強く感じるとともに、彼らにとってのWelfare(幸福)は何かということをあらためて考えさせられました。ペットに対する考え方は、国や文化、個人によって異なったとしても、飼い主の共通認識として、ペットは動物であり(狆さな人間瓩任呂覆ぁ法◆崙以には動物としての幸福がある」ことを忘れちゃいけないんですよね。

 

 イギリスでは、ペットオーナーに対し、ペットの"Five Welfare Needs"(ペットの幸福のための5つのニーズ)を満たすことが法律で義務付けられています。

 

  1. Need for a suitable environment(適切な環境で飼育し、運動・休息を与えること)
  2. Need for a suitable diet(適切な食事や水を与えること)
  3. Need to be able to exhibit normal behaviour patterns(動物として正常な行動を表現する自由を与えること)
  4. Need to be housed with, or apart from, other animals(その種に応じて、複数飼育/単独飼育を選択すること)
  5. Need to be protected from pain, suffering, injury and disease(痛みや怪我、病気からの自由を保証すること)

 

 この5つのニーズのうち、3と4はなかなか難しい……動物として正常な行動(吠える、走り回るなど)が、人間社会においては問題となることもあります。また、動物(犬種)によっては、単独飼育が望ましい種と、仲間の動物がいたほうがよい種がいますが、飼育事情により、そのニーズを満たせない場合もあるでしょう。

 

 飼い主として、人間側の都合や思いこみではなく、「動物にとっての幸福」を意識する。基本中の基本ですが、それが一番大事なことなのかなと思いました。

 

走る犬

(目下の目標(飼い主の)は、散歩の時間と距離をのばすこと。シニア犬になると、こんなふうに走り回ることもできませんからね……)

 

 やっとのことで、The Education of Will: A Mutual Memoir of A Woman and Her Dogを読了。最近読んだ本のなかで、一番重いテーマの本でした。次はもう少し軽めの本、ということで、こちらをチョイス。

 

Wishtree by Katharine Applegate◆

 

 なんと猝抬瓩主人公のお話で、動物もたくさん登場します。カテゴリーとしては、児童書になるんでしょうか。「願い事を叶える木」というタイトル通り、やさしさが伝わってくるような作品です。少し読んでみたのですが、挿絵がとても綺麗で癒されます。

 

ハロウィン 

(犬のハロウィーン。終わっちゃいましたが……)

 

 しばらく前から読みはじめた、動物行動学者でドッグトレーナーである著者の自伝(The Education of Will: A Mutual Memoir of A Woman and Her Dog by Patricia B. McConnell)、やっと8割程度まで読めました。内容が想像以上に重く、少し読みあぐねています。

 

 この自伝の半分は、自分の愛犬Willと、トレーナーとしてかかわっている犬たちの攻撃的行動(aggressive behavior problem)の改善という、ドッグ・トレーニングについて書かれているのですが、Willを含め、登場する犬たちの問題はかなり深刻です。

 Patriciaさんは、飼い主として、プロのトレーナーとして犬たちに向きあうのですが、トレーニングがうまくいくこともあれば、一進一退、なかなか状況が改善しないこともあります。

 

 実際のトレーニングの様子も書かれていて、とても興味深いのですが、そのぶん読んでいてつらいところも。犬たちは何も好きで攻撃的になっているわけじゃない。恐怖やトラウマ(トラウマの原因が不明の場合もあるし、飼い主が思いこんでいる場合もある)が要因の反射的、自己防衛的な行動なので……。

 恐怖にうまく対処できない犬たちは、やむにやまれず、「こっちに来ないで!」という威嚇行動、つまり吠えたり、歯をむいたり(最終段階は「咬む(bite)」)という行動に出る。それを考えると、つらくなってきます。人間だって、そんなふうにしか生きられなかったとしたら、まちがいなくつらいはずです。

 

 Willくんは、内科的な問題も抱えていたうえ(食事とかもかなり気をつかう)、大きな怪我をして長期のリハビリが必要になるなど、「つらい」の一言では片づけられない、満身創痍の状態。愛犬家の読者としては、読んでいてつい力が入ってしまいます(そしてどんどん、読むスピードが遅くなる……)。

 

 そして、本書のもう半分(というか、こちらがメインに感じます)では、著者自身が抱える心的外傷後ストレス障害(PTSD)と、その原因となった過去の複数の体験について語られています。こうした自分の体験を、本という形でオープンにするというのは、勇気を総動員しなければできなかったはず。

 Patriciaさんは、自分自身が心に傷を負い、日常生活に支障が出るほどの症状(不安障害というのでしょうか)と長年つきあってきたからこそ、恐怖に極端な形でしか対峙できない犬たちの気持ちが理解できるのでしょう。

 

 読みあぐねているのは、Patriciaさんの物語があまりに深刻で、あまりに個人的だから。1章1章、山を越えるように読んでいます。気楽に読める本でないことはたしかです。終盤になって、やっと光が見えてきたようなところもあります。

「新しいライフ・ストーリーを描くためには、今自分が生きているストーリーを知らなければならない」とPatriciaさんは言います。たとえそれがつらく、痛みを伴うものであっても、いままで目を背けてきた過去と向きあうことが、問題解決への一歩なんだと。この本に書かれていることをうまく消化できるかわかりませんが、時間がかかっても、最後まで読みきりたいと思います。

 

 犬の「恐怖を表現する行動」をまとめたポスターを見つけました。

Body Language of Fear in Dogs

 

 最近、Courseraのコースなどで、あらためて犬のことを勉強しているのですが、愛犬家と言いながら、犬たちのことをちゃんと理解できていないかもしれないな、と痛感しています。こんな飼い主を愛して(たぶん)くれる犬たちには、感謝しないと……。

本とダガー

(ゴールドじゃないダガー。しおり替わり??)

 

 今年読んだミステリー(犬に関係なく)のなかで、ダントツにおもしろかった作品が、2017年の英国推理作家協会賞(CWA Gold Dagger)を受賞しました!

 

原書はこちら↓

The Dry by Jane Harper

 

翻訳書はこちら↓

渇きと偽り

渇きと偽り 

ジェイン・ハーパー:著 青木創:訳

 

 この作品がデビュー作というのですから、完成度の高さには驚きです! Jane Harperさん、おめでとうございます!

 

 近年、サイコスリラーやダークミステリーといった牋鼎ぁδ砲し廊瓮潺好謄蝓爾鯑匹爐海箸多く、海外ミステリー小説好きですが、ミステリーを読むことにお腹一杯な感じがありました(最近は犬系ミステリーしか読んでいませんが)。ですが、この"The Dry"は、健全なと言ったら変ですが、バイオレンス度・サイコ度・ドロドロ度(?)で勝負するのではない、純粋にストーリーやプロットで読ませるミステリーで、ぐっと引きこまれました。

 ミステリーも、結局は人間性を描いた文学だと思うので、読むにあたっては、登場人物、とくに主人公が丁寧に描かれているかを重視しています(トリックとか、舞台設定も大事ですが)。主人公に感情移入できなければ、読み続けるのが苦痛になってしまいます……。その点、この作品は主人公のアーロン、相棒役のラコのキャラクターにすっと入っていけて、心地よい読後感を味わうことができました。

 

 年々、牋鼎ぁδ砲し廊瓮潺好謄蝓爾読みづらくなってきているので(以前はサイコスリラーとか、大好きだったのに)、こういう安心して読めるけど、骨太・本格派の作品と出会うと、うれしくて小躍りしたくなります!

 

(それにしても、早川書房はカズオ・イシグロをはじめ今年のノーベル賞受賞者の著作も刊行しているし、大当たり!ですね。)

雨降り

(ずーっと雨です。散歩に行けなくて、人間も犬もうんざりです……)

 

 Courseraでペット関連のコース(The Truth About Cats and DogsAnimal Welfare)を受講しています。第3週のカリキュラムまで進みましたが、どちらのコースも内容が充実していて、とても興味深いです。映像教材に登場する農場の風景や動物にも癒されています。

 動物に関する学問といえば、これまで獣医学や畜産学、生物学といった理系の分野(Animal Science)を連想していたのですが、社会学、哲学、文化、芸術の観点から動物を研究する分野(Animal Studies)もあるんですね。動物福祉学(Animal Welfare)や動物とヒトとの関係学(Anthrozoology)といった言葉は、コースを受講していて知りました。

 動物と文学やアート、映画の関係をテーマとする分野もあるんだとか。そういえば、古典の名作のなかにも、犬や動物は頻繁に登場しています。それで検索していると、「文学のなかの動物」を時系列にまとめたインフォグラフィックを見つけました。

 

画像をクリック(参照元:www.helpucover.co.uk/)

 

 やっぱり、動物文学の古典として一番に頭に思い浮かぶのは、メルヴィルの『白鯨』でしょうか。犬の小説といえば、ジャック・ロンドンですね。「ピーターラビット」のシリーズは、よくよく考えると、子供のころに初めて読んだ「海外の動物小説」かもしれません。そうか、「プーさん」も「動物小説」なのか……。などと考えていると、大学院でアメリカ文学を研究していたとき、このテーマに出会っていればよかったと思ったりしました(ちなみに、修士論文のテーマは、ホーソーンの『紐文字』でした)。

 

 こんなのも見つけました。

 ◆The 10 Most Beloved Dogs in Literature

 

 このなかでは、「クリフォード」が好きです!


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