最後まで読み切れていない本ですが、なかなか興味深かったです。

 

A Good Man with a Dog: A Game Warden's 25 Years in the Maine Woods by Roger Guay

 

 アメリカ・メイン州で長年「猟区管理官(Game Warden)」を務めた著者による自伝です。表紙やタイトルからもわかりますが、K9ハンドラーとしても活躍された方です。猟区管理官と聞いても、日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカではれっきとした公職(州や自治体の)で、法に則って様々な権利を行使できる立場なんだそう。管轄領内での密猟者の取り締まりや野生動物の保護だけでなく、行方不明者の捜索や事故・事件の調査など、警察官かCSIのような役目も担っています。犯罪者を相手にする仕事でもあるので、命の危険にさらされたりも。本書では、そんな猟区管理官の仕事に就いた経緯や、職務中の出来事がつづられています。

 メイン州とはちょっと違うかもしれませんが、アニマルプラネットで猟区管理官が登場する番組を放送しているようです。

 

 

テキサス州は広いので、パトロールだけでも大変そう。

 

山岳救助犬

(こっちは山岳救助犬)

カタツムリ

(ナメクジは苦手なのに、カタツムリはかわいく見えるのは、背中にしょってる貝があるから?)

 

 いつだったか、原書ハンティングをしていたときに出会って以来、ずっと気になっていた作品を読み終えました。読んだのは翻訳書のほうですが、その翻訳が「こんな風に訳したい」と思う、まさに自分がめざす訳文で、心が震えました。

 

カタツムリが食べる音

『カタツムリが食べる音』

エリザベス・トーヴァ・ベイリー:著 高見浩:訳

 

The Sound of a Wild Snail Eating by Elisabeth Toa Bailey

 

 ある日突然、難病に侵された著者と、一匹のカタツムリとの不思議な絆を描いた自伝的ノンフィクションです。ほとんど体を動かすことができない著者は、ひょんなことからベッドサイドにやってきたカタツムリの観察を通して、この世に存在するということ、生きるということを見つめなおし、ふたたび前を向いて生きる勇気を取り戻していきます。

 カタツムリは「のんびりした生き物」というイメージでしたが、この本を読むと、なんて魅力的な生き物なんだろうと驚かされます。冒険心にあふれ、行動的で、食欲旺盛(ネットで「カタツムリの食べる音」を聞いてみましたが、なんともいえない音でした)。小さな体に生命力がみなぎっている感じ。もうじき梅雨入りですが、カタツムリたちに会えるのがなんだか楽しみになってきました。

 

 翻訳は、ヘミングウェイの新訳でも知られる高見浩さん。流れるような、語りかけるような、読んでいて心地よい、とても美しい訳文です。音読してみると、その美しさがよくわかります。これをお手本にしない手はないので、原書を取り寄せて、翻訳と読み比べてみるつもりです。

 伝記や回顧録って、ノンフィクションとフィクションの中間にあるジャンルじゃないかなと。どちらに寄せるかで、作品の印象がまったくちがってくる。もちろん、原文の雰囲気や文体次第ですが、あまり「読み物」っぽく訳してしまうと、実話の重みが感じられなくなるでしょうし。著者の「生の声」を壊すことなく読者に伝えられるような、そんな翻訳ができるようになりたいと強く思いました。

 やっぱりコージー・ミステリーは読みやすい! 4日ほどでDeath by Chocolate Lab を読了しました。

 

Death by Chocolate Lab (Lucky Paws Petsitting Mystery Series) by Bethany Blake

 

 読んでいて楽しかったし、犯人も意外性があって、なかなかよくできたコージー・ミステリーでした。

 主人公のダフネは、哲学の博士号を取得しているという設定のわりに、向こう見ずというか、考えるより先に行動するタイプ。いくら姉に容疑がかけられているにしても、犯人かもしれない人物の家にひとりで乗りこんだり、夜中に出歩いたり、大事な証拠品をうっかり持って帰ったりと、もう好き勝手してます。一般市民でなんの権限もない主人公が、事件の調査と称してあちこち鼻をつっこみ、あれこれ動き回るのは、コージー・ミステリーのお約束ですけどね。

 これまたコージー・ミステリーには欠かせない「主人公のロマンス」要素もしっかり入ってました。お相手は、見るからにハンサム、でもめったに笑わない堅物の刑事、ジョナサン。ダフネの自由奔放な行動に振り回されつつ、まんざらでもない様子。ピンチになると颯爽と現れるジョナサンに、ダフネの恋人未満の男友達ディランが、俄然ライバル心を燃やす、というのも、よくある展開。

 

 謎解きという点では、疑わしい人物がどんどん増えていき、そのぶんひとりひとりの「怪しさ」が薄まったかなという印象も受けました。とはいえ、それぞれの人物についての結末はきちんと語られていましたし、サイドストーリーとしておもしろく読めたので、よかったと思います。

 

 何よりも満足したのは、犬たちの描かれ方! これまで読んだコージーの中で、いちばん犬が出てくる作品かもしれません。犬好きには間違いなくおすすめ。総勢6匹の犬たちが、ストーリー上でも重要な立ち回りを見せてくれます。なかでもわたしのお気に入りは、ダフネの愛犬ソクラテス。ほかの犬たちとは別格というか、キャラクター描写がほぼ人間並みです。ソクラテスにまた会いたいから、次作を読もうという気になりました!

 

 個人的には、翻訳出版されてほしいシリーズです。理由は、バランスのよさでしょうか。登場人物や伏線、サイドストーリーが多めで、ややごちゃごちゃした感じがコージーの味だと思います。この作品は、その辺のさじ加減がほどよく感じました。4作目が刊行予定らしいので、完成度、安定感なんかも気にしながら(途中でしぼむシリーズもあるので…)フォローしていきたいなと。

 

 ちなみに、コージー・ミステリーといえば最後に「レシピ」が紹介されている作品が多いですが、こちらのシリーズも作中で登場するスナックやスイーツ、そして「わんこのおやつ」のレシピがついてます!

 

Dial Meow for Murder

 

 次作は、猫ちゃんが登場するようです。

 

バセットハウンド

(バセットハウンド。哲学者の風格が漂ってますが、なにも考えてないのかも?)

 ずいぶん昔に、公園でバセットと散歩している方がいて、触らせていただいたことがあります。「耳は汚れているから気をつけて」と言われたのに、触りまくってベトベトになった記憶が……。あれだけ長いと、地面とか、いろんなものに触れちゃいますよね……。

 コージー・ミステリーも、いくつかのジャンルに分類できると思います。わたしのなかでは、

 

・動物もの(犬や猫が登場する、あるいは動物そのものが主人公)

・職業もの(主人公が本屋、カフェ、スイーツのお店、チーズの専門店、スープの専門店(?)、アンティークショップ、ゲストハウス、ペットグッズのお店などを経営していたり、シェフやパティシェ、作家、芸術家だったりする)

・趣味、カルチャーもの(編み物やパッチワーク、お菓子作りなど、主人公や主人公の属するグループの趣味がからんでくる)

・歴史もの(貴族やメイドが登場するような、時代設定が古いもの)

 

といったジャンルが思い浮かびます。ミス・マープルのような、「普通のおばあちゃん」「主婦」が主人公のコージーもありますが、最近の作品では、主人公(女性の場合がほとんど)が何らかの職業を持っている作品が大半を占めている気がします。自分のやりたいことを職業にして奮闘している主人公に励まされることも多く、それがコージーを読む楽しみのひとつです。

 

 さて、その「動物もの」コージー・ミステリーですが、Amazon.comでも、"Cozy Mystery"のサブ・カテゴリーに"Animal"があるくらい、コージーと動物の組み合わせは鉄板です。

 ちょっと検索しただけでも、山ほど(動物がテーマのコージー・ミステリーは、犬ものより猫もののほうが多いようです)作品が出てきました。例によって、Kindleがダウンロードしたサンプルだらけに……。

 

 今後の読書リストがてら、気になったものをまとめました。いずれも、シリーズの第一作です。

(調べていたら、すでに翻訳書が出版されている作品が結構ありました。原題と邦題がぜんぜん違うので、気づかなかったものも。)

 

The Plot Is Murder (Mystery Bookshop Series)  by V.M. Burns

 

 主人公のサマンサは、元英語教師。夫を亡くして半年、ようやく前向きに生きようという気持ちになり、書店を開くという夫の夢と、ミステリー作家になるという自分の夢の両方を追うことに。執筆中の小説の中で、殺人事件を描こうとしていたそのとき、現実の世界でも殺人事件が起こってしまい……。

 

 犬が活躍する気配は、あらすじを読んでもつかめませんが、表紙にいる2匹のプードルがサマンサの愛犬として登場する模様。主人公が作家(の卵)兼書店オーナー(の予定)というところに心ひかれました。

 

 

Death by Chocolate Lab (Lucky Paws Petsitting Mystery Series) by Bethany Blake

 

 ペットシッターのダフネが主人公のシリーズ。アジリティ大会の会場で、警察犬訓練所のオーナー、スティーブの遺体が発見される。疑いの目が向けられたのは、スティーブの元恋人で、ダフネの姉のパイパーだった。ダフネは、スティーブご自慢のチャンピオン犬アクシスが、事件以来、行方不明になっていることに気づく。パイパーにかけられた疑いを晴らし、アクシスを見つけるべく、ダフネは愛犬のソクラテス、アーティーとともに奮闘する!

 

 主人公の職業柄、犬がたくさん登場するのは間違いなさそうです(序盤だけで6匹も!)。表紙のバセットハウンドがソクラテス。名前がソクラテスなのは、いつもなにかを思案しているような顔つきだから?と思ったら、ダフネが哲学の博士号を持っているからという絡みも。ドクターの学位を持つペットシッターとは、かなり異色(パイパーも獣医なので、ドクター姉妹ですね)。

 

 

Plantation Shudders (Cajun Country Mystery Series) by Ellen Byron

 

 アメリカ南部のプランテーション・ホテルが舞台のミステリー。主人公マギーは、いろいろあってニューヨークから故郷ルイジアナに戻ってきた。町ではフードフェスティバルが開催されていて、ホテルも宿泊客で大賑わい。そんななか、老死の状況に不審な点があったため、マギーと宿泊客が容疑者として疑われるはめに。ホテルの命運をも左右する事件に巻き込まれたマギーは、独自に捜査に乗り出すのだが……。

 

 と、あらすじに犬のいの字も出てきませんが、表紙を見ると、どうやらバセットハウンドが出てくるようです(コージー・ミステリーのバセットハウンド率高し!)。著者のEllen Byronとこのシリーズは、2016年、2017年と、Agatha AwardのBest Contemporary Novel部門にノミネートされているので(Agatha Award常連のLouise Penny&ガマシュ警部シリーズが立ちはだかり、惜しくも受賞ならず)、ミステリー小説としても、完成度には定評のある作品といえます。

 

 表紙に犬やら猫やらのイラストがあるからといって、動物が活躍する話とはかぎらないのが、コージー・ミステリーのにくいところ。何度だまされた(?)ことか……でもかわいいから、ついつい目が行っちゃうんですよね。

 とりあえず、三つの作品の中では、いちばん「犬度」が高そうなDeath by Chocolate Labから手をつけました。ミステリーとして期待できそうなのは、Plantation Shuddersでしょうか?

 

チョコラブの子犬

(チョコ・ラブの子犬。かわいい!)

 Kindleのサンプルをダウンロードしてから、しばらく放置状態だった犬ものミステリー。

 

Blood on the Tracks by Barbara Nickless

 

 サスペンス感漂う表紙とタイトル(訳すと、「血の轍」)から想像はできたのですが、内容はかなりシリアスです。

 主人公は、鉄道警察官でK9ユニットのハンドラーであるシドニー・ローズ。彼女と相棒のクライド(シェパード)は、かつて軍に属し、駐留先のイラクで壮絶な体験をしたことから、帰国後はPTSDに苦しんでいます。同じ鉄道警察官のニック(シドニー・ローズの育ての親でもある)の姪が惨殺される事件が起こり、シドニー・ローズとクライド、そしてニックも捜査に加わることに。容疑者とされているのは、元軍人の男。任務中、顔や身体に大きなやけどを負い、爛弌璽鵐鼻Ε泪鶚瓩噺討个譴討い襪海涼砲肇轡疋法次Ε蹇璽困蓮偶然にもイラクで同じ極秘作戦にかかわっていました。

 忘れたい過去と、イラクで失った恋人や仲間たちの亡霊に悩まされながら、シドニー・ローズとクライドは事件の真相に迫っていく……というストーリー。1/3ほど読んだところで、読む手がストップしてしまいました。シドニー・ローズのイラクでの任務は、仲間の遺体の回収。それだけに、生々しい描写も多く、先に進むのが辛く……。文体そのものは読みやすいですし、テンポもいいので、クライドの活躍の場面が増えれば、なんとか読み切れるかも?と思ったのですが、K9の活躍よりも、主人公の心の闇と戦争体験がテーマのようでした。

 ちなみに、著者のプロフィールを見ると、「日本で生まれて、グアムで育った」とあるので、ご家族が軍関係?と勝手に想像しています(それなら、軍関係の描写が細かいのも頷けます)。

 

 挑戦してみたものの、やっぱり、硬派でシリアスなミステリー(スパイもの、戦争もの、ハードボイルドなど)は苦手です。「女性K9ハンドラー」が主人公の海外ミステリーは何シリーズか読んでいますが、K9ものにもいろいろあるんですね。

 シドニー・ローズと同じ「女性で帰還兵でK9ハンドラー」が主人公の作品がもう1冊、積読リストに入っていますが、この調子だと、当分寝かしたままになりそうです……。

 

シェパード

(がんばれ、警察犬!)

花と犬

 

 去年から、アメリカの犬雑誌Barkを購読しています。最初に届いたときは、薄い雑誌だと思ったのですが、記事がとても充実していて、なかなか読み切れないほど。

 

Bark Spring 2018

 

 今月号は、なんと「戌年」記念号!紙面のいたるところに、中国や日本の「戌」にちなんだ絵画や工芸品の写真が掲載されています。さらに、日米合作のストップモーション・アニメーション映画『Isle of Dogs(犬ヶ島)』を特集。いつになく、日本色の濃い内容です!

 

(とってもシュールな、でも犬好きは泣けそうな映画。)

 

 日本人イラストレーターの木内達朗さんの作品も紹介されていました。

(アメリカでも、柴犬が人気だとか。)

http://tatsurokiuchi.com/a-shibainu-in-central-park

 

 Barkにはブックレビューのコーナーがあるのが、本好きにはたまりません。今月号で気になったのは、こちらの一冊。

 

Have Dog, Will Travel: A Poet's Journey by Stephen Kuusisto

 

 盲目の詩人による自伝。タイトルと表紙にもあるように、盲導犬の存在が、生活や行動範囲、そして創作に大きな変化や影響を与えたということが綴られているようです。

(この著者は以前にも自伝を出版していて、そちらは翻訳書が出ていました。翻訳書は『わたしは、目が見えない。』というタイトルで、出版は1999年とかなり古いです。)

 これ以上積読本を増やしても、と思いつつ、Kindleのサンプルをダウンロードしてしまいました……。

 

 Barkとともに、犬情報のソースとして利用しているのが、American Kennel Clubのウェブサイト。勉強になる記事・おもしろクイズ満載なので、気晴らしに、とか思って見てしまうとえらい目にあいます(いつの間にか1時間くらい経ってたり……)。

 

 わんこのシルエットクイズを見つけました→QUIZ: Can You Guess The Dog Breed By The Silhouette?

 Round2もありますが、難しかった……秋田犬と柴犬のシルエットなんて、見分けられない……

 白銀のアラスカが舞台の本を読みました。

 

 

(こちらの表紙も素敵)

The Snow Child  by Eowyn Ivey

 

 2013年ピューリッツァー賞フィクション部門の最終候補にもなっている作品です。50章以上という長さに読み切れるのか心配でしたが、読んでいくうちに先が気になって、気づいたら数日で読み切っていました。

 

 舞台は1920年代のアラスカ。子どものいない夫婦、ジャックとマーベルは、アラスカの開拓地に移住します。マーベルは死産を経験し、悲しみを抱えたまま、長い年月を過ごしていました。そこで、新天地で心機一転、人生を再スタートするつもりでアラスカに移住したのですが、過酷な自然や開拓の厳しさのなかで、夫婦の心はますます離れていきます。

 そんな重苦しい空気がただようアラスカでの生活でしたが、初雪が降ったある日、童心に返ったふたりはSnow Childを作ります。この子は女の子だと、赤いミトンとマフラーを着せてやるマーベル。すると、森の中に、赤いミトンとマフラーをまとい、透き通るような肌と青い目をした、金髪の少女が現れたのです。少女は、おとぎ話に出てくるSnow Maiden(ゆきむすめ)のように冬の寒さを気にすることもなく、野生の生き物のようにしなやかに、風のように森の中を駆け巡ります。

 この不思議な少女と夫婦との交流をベースに、マーベルの心の動き、そして強い女性へと成長していく過程が、美しい文章で語られた物語です。

 

 白銀のアラスカが舞台ということもあり、幻想的な雰囲気ではあるのですが、ファンタジーというよりもヒューマンドラマとしてわたしは読みました。少女はいったい何者なのか、というミステリーな要素もあります。過酷な環境で生きる人々の人生が丁寧に描かれており、自然描写も緻密で生き生きとしていて、とくに野生動物の描写には心奪われました。キツネ、オコジョ、ライチョウ、グズリといった、アラスカならではの生き物たちも登場します。

 

 家族や親子のあり方、生きるうえでの選択、何を大切にするかといった、根底にあるテーマはひじょうに普遍的です。ラストは余韻を残す終わり方で、好みが分かれるかもしれません。登場人物は少なく、それぞれがしっかりと描きこまれています。いろんな角度から読めるので、精読や読書会に向いている作品だと感じました。いちど、洋書の読書会をやってみたい……。

 

Snow Maiden

(雪は幻想的できれいですが、寒いのは苦手です……。)

 今月は、仕事やらトークイベントやら、ミステリーの読書会やらで、犬本以外の本を久しぶりにまとめて読みました。積読本も(一部を残して)解消、ということで、ついつい新しい本に手が伸び……調子にのって、何冊かポチってしまいました。

 

I Could Chew on This : And Other Poems by Dogs  by Francesco Marciuliano

 

 これでもかというくらい、犬本な本です。愛犬家のみなさんなら、「なんでそこ、かじっちゃうかな」という思いをしたことは一度や二度ではないはず。うちの子が子犬のとき、買ったばかりの本とか、革のペンケースとか、もうかじられまくってました。タイトルに「犬によるポエム」とありますが、写真と詩(犬の「内なる声」だとか)がペアになった構成で、犬好き必笑、という紹介文にひかれてお取り寄せ。

 

 同じ著者の、こちらも合わせ買い。

 

You Need More Sleep: Advice from Cats by Francesco Marciuliano

 

 こっちは猫本です。わたしは人生で1匹しか猫を飼ったことがないのですが、ペットの猫の頭数がついに犬の頭数を上回り、猫人気に拍車がかかっているので、猫本が勢力を拡大しているようです。「猫から人間へのアドバイス」ということで、単なる「かわいい猫ちゃんの写真集」を超えた、意外に深い内容? プレゼントにもよさそうな本です。

 

 

犬と猫

(にゃんことわんこ)

 エストニアの出版社にバンド織りの本を注文していたのですが、ようやく届きました。

 

エストニア

◆Eesti Kirivööd by Piia Rand

 

 以前、古本玉椿さんで見かけて、欲しい!と思ったのですが、売り切れで入手をあきらめていた本でした。

 エストニアのSAARAという出版社が出版している本で、SAARAのウェブショップでもずっと品切れ状態でしたが、たまたまサイトをチェックしたところ、再販になっていました!(ひそかな人気があるとか?)

 エストニア語はまったくわかりませんが、幸いウェブショップは英語のページもあったので、無事注文できました。

(この本、マガジンマートさんでも取り扱いをはじめたようですが、エストニアから郵便で届くというのが、なんとなくロマンがあっていいかなと。)

 

 本と一緒に、ポストカードが届きました。ミトンの編みパターンのようですが、そのままバンド織りのパターンとしても使えそうです。

 

 本を開くと、カラフルなバンドの写真がたくさん掲載されていて、エストニア語が読めなくてもじゅうぶん楽しめます。チャートも添えられているので、バンドの基本的な織り方がわかっていれば、なんとかなりそう。

 

エストニア

 

 思わず「かわいい!」とテンションが上がったのが、ショップのシール。そのまま捨ててしまうのがもったいなくて、ビニールの包装に貼られていたのを、そーっとはがしてみました。

 どことなく、ハンガリーの刺繍に似ています。色使いがカラフルですね。

 このSAARAという出版社、エストニアのさまざまな伝統工芸・手芸に関する本を出版しています。本だけではなく、毛糸や手芸用品も販売しているようです。

 

 SAARAのウェブサイト→SAARA Kirjastus

 

 本の内容は、こちらの動画で確認できます。

 

マスティフの子犬

(マスティフの子犬。貫禄じゅうぶんです。)

 

 大きな(というか巨大な)犬が出てくる自伝を読みました。

 

愛犬ジゼルとの最後の約束

◆『愛犬ジゼルとの最後の約束』

ローレン・ファーン・ワット:著 三橋智子:訳

 

 マスティフという大きな犬と暮らした日々をつづった、著者の回想録です。毎日少しずつ読んでいましたが、もう序盤からうるうるときてしまいました……。別れという結末はわかっていても、著者のローレンさんの成長ぶりや、彼女の愛犬ジゼルが生きた日々をしっかりと見届けるんだという気持ちで、最後のページまで読み進めることができました。

 この本のポイントは、ローレンさんの語り口だと思います。20代前半という若さがあふれる文体ですが、全体的に、一歩引いたようなところもあります。冷静に過去を振り返り、自分を見つめ直しているような視線も感じられました。悲しみを受け入れて、前に進んでいこうという強さは、ジゼルがくれたものでしょうね、きっと。

 

 我が家にも17歳のシニア犬がいるので、「その日」が近づいていることを頭では理解しながら、ときに考えないようにしながら、毎日を過ごしています。別れの悲しみから逃げることがないよう、精一杯受け止められるよう、背中を押してもらいたくて、こういうテーマの本を読んでいるのかもしれません。

 

 じんわり心が温かくなる犬本(ノンフィクション)としては、去年読んだこちらの本と同じくらいよかったです。

 

Free Days with George by Colin Campell

(感想はこちら。)

 

 残念なことに、このジョージ君、昨年末に亡くなっています。癌だったそうです。イングリッシュ・マスティフのジゼルちゃんと、ニューファンドランド・ランドシーアのジョージ君、同じ"Gentle Giant"どうし、天国で出会って友達になっているかもしれませんね。

 

 こちらの犬本も、近いうちに読みたいと思います。

 

アティカス

◆『アティカス、冒険と人生をくれた犬』

トム ライアン:著 金原 瑞人、井上 里:訳

 

 一昨年くらいだったか、この本の原書と出会い、途中まで読んでストップしていました。表紙のアティカス君(ミニチュア・シュナウザー)と、北米の冬山をチャリティ登山で踏破(なんと147峰!)する著者の実話です。おもしろかったのですが、厳しい自然の描写にやられてしまい……どうにもこうにも読みあぐねていたのですが、翻訳書が出て、しかも金原瑞人先生の訳とは感激です。

『おやすみ、リリー』も越前敏弥先生の訳で読めたし、気になっている犬本がすばらしい訳で読めるというのが続いていて、とてもうれしいです。

 

◆Finding Gobi: The True Story of a Little Dog and an Incredible Journey 

by Dion Leonard

 

 こちらは、テレビや新聞記事でも取り上げられていた、砂漠のレース犬「ゴビ」の本です。

 日経新聞電子版の記事→NIKKEI STYLE

 こちらも、翻訳書が出るのではないかと楽しみにしています!(記事にもありましたが、今年は「戌年」ですから!)

 

→期待どおり、翻訳書が刊行されました。しかも、翻訳は夏目大先生です。

 

◆『ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬』

ディオン・レナード:著 夏目大:訳


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