天使

 

 書評サイトGoodreadsの"Dog"カテゴリーで、つねに"Most Read This Week"に表示されている作品があり、ずっと気になっていたのですが、お盆に読了しました。

 

 

Faithful  by Alice Hoffman

 

 <概要>

 ロングアイランドに住む女子高生のシェルビーは、ある冬の日、車の事故を起こし、シェルビーも助手席に乗っていたヘレンもひどいけがを負う。ヘレネは昏睡状態となり、シェルビーは罪悪感にさいなまれ、心に深い傷を負う。

 事故のあと、シェルビーは家に引きこもるようになり、ドラッグにも手を出して、母親を悲しませていた。一方のヘレンは、意識が戻らないまま、猝しの力を持った奇跡の少女瓩箸靴董国中の注目を集めていた。

 あの事故のとき、シェルビーは狹兄鉢瓩了僂鮓た。わたしは天使に助けられた。でもどうして、ヘレンを助けてくれなかったの? シェルビーの心の叫びに答えるように、一通の絵葉書が届く。差出人不明の絵葉書には、たった一言、こう書かれていた。「気持ちを声に出すんだ(Say something)」

 思い切ってニューヨークに移り住み、ペットショップで働き始めたシェルビー。友達と呼べる人と出会い、辛い境遇から救い出した犬たちと暮らすなかで、温かい感情がよみがえってくる。学校に通い、将来の目標も見つかる。そんなシェルビーのもとに、あの天使からの絵葉書が、一枚、また一枚と舞い込む。求める、見る、信じる、愛する……絵葉書のメッセージに導かれるように、前へと進んでいくシェルビー。その先には、運命の再会――天使との再会――が待っていたのだった。

 

<感想>

 読んでみて、犖いテーマ瓩遼椶任呂覆い海箸傍い鼎ましたが、心に響くストーリーで、一気に読んでしまいました。

 Goodreadsで"Dog"カテゴリーに入っていたのは、シェルビーが犬(猫も)を助ける場面が何度か出てくるからでしょうか。ホームレスに犲囲の同情をひく道具瓩砲気譴討い晋い筺虐待されていた犬を救い出すのですが、助け方がちょっと(というかかなり)強引で、そこは読んでいてびっくりでした。助けた犬の世話をし、命に責任を持つということが、シェルビーを立ち直らせるきっかけになったのでしょう。ニューヨークでのアルバイト先がペットショップで、シェルビーは最終的に獣医を目指すようになるので、犬の存在が彼女の人生を変えたといってもいいかもしれません。

 ヘレンの犂饑廰瓩筺↓狹兄鉢瓩箸い辰拭▲好團螢船絅▲襪瞥彖任發△蠅泙垢、あくまで、シェルビーというひとりの少女の再生と成長がテーマです。ヤング・アダルトのカテゴリーに入れてもよさそう。文体も平易で読みやすく、ストーリーも安定したペースで進むので、少し長めの洋書にチャレンジしたい、一冊読み切ってみたい、という人におすすめしたい作品です。


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