シェパード

 

 世の中には犬好きが多く、犬が主人公の本・犬が登場する本には一定の需要がある気がします。ということで、海外のすばらしい犖に椨瓠覆修鵑淵献礇鵐襪覆い任垢韻鼻砲箸僚于颪い魍擇靴澆法読書に励んでいます。

 前に「名犬チェットシリーズ」のことを書きましたが、「犬ものミステリーといえば、こっちも忘れちゃいけない!」という作品があります。それがこちら。

 

 容疑者

 

容疑者』 

ロバート・クレイス:著 高橋恭美子:訳

 

 刑事スコット&シェパート犬・マギーのコンビのシリーズ第一作。警察もの(K9、つまり警察犬をパートナーとする部隊)で、語り口もストーリーも硬派ですが、犬の描写になると、なんだかぐっと柔らかくなるというか……作者の犬への愛情を感じてしまいます。

 マギーの視点で書かれた章は、犬派の人間には涙と笑いなくして読めません! マギーは軍用犬で、戦争でパートナーを失い、心身ともに大きな傷を負います。そのマギーが、同じように傷ついたスコットと出会い、一緒に再生していく様子が描かれていて、「マギー、がんばって!」(スコットは?)と、読みながら心の中で応援していました。マギーにとって、スコットは家族であり、ボスであり、生きる理由であり……とにかく、すべてなんです。そんなマギーのひたむきさが、シリアスでハードボイルドな内容に人間らしい(犬だけど)ぬくもりを添えてくれています。

 この作品、犬の行動、とくに獏務亅瓩良措未すばらしいです。この作品を読めば、犬がどんなふうに爐砲い瓩鰉未い任い襪里疑似体験できます。うちの子たちと散歩に出たときに、飽きもせずにおいをかぎまわる姿をしげしげ眺めてしまいました(人間が狃い瓩抜兇犬襪砲いが、この子たちには爐いてい瓩世辰燭蠅垢襪鵑任垢茲……)。うちには超シニア犬もいるのですが、においだけは敏感、というか健在です。床に落っこちたフード一粒、見逃し(利き逃し?)ませんし……。

 

 チェット・シリーズのチェットは、「ぼく」と一人称ですが、こちらのマギーは三人称で語られています。好みがわかれるところですが(動物が一人称だと、どうしてもファンタジーっぽくなってしまうので)、どちらの作品も、犬については猖楜いつ真面目瓩防舛い討い襪里如犬好きさんも納得・満足できると思います。個人的には、チェットの爐舛腓辰箸未韻討覺兇賢瓩好きなんですけどね。


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