夜の読書

 

 寝る前のお楽しみに、この本を読みはじめました。

 

二人のウィリング

二人のウィリング

ヘレン・マクロイ:著 渕上 痩平:訳

出版社の作品紹介ページ→筑摩書房

 

 ヘレン・マクロイ、大昔に読んだことがあるのですが、最近邦訳が刊行された作品もあるんですね。IN POCKETの「文庫翻訳ミステリベスト10」にも選ばれていたので(総合ベスト10)、気になっていた作品でした。

 まだ序盤ですが、ページターナーなミステリーです。自分(ウィリング博士)の名を名乗る男と遭遇し、その男を追ってとあるパーティーへ潜入、そして殺人事件が起こる…という展開。まず、冒頭でぐっとつかまれました。長さもほどほどですし、苦手な「バイオレンス色・陰鬱ムード強め」の作品でもないので、かなり読みやすいです。

 

 一方、いまいち波に乗れないのがこちら……

 

 

◆His Bloody Project

by Graeme Macrae Burnet

 

 舞台となる時代や土地、文化的背景(19世紀スコットランドの寒村が舞台)になじみがないので戸惑うことが多く、辞書を引いても?が残ってしまったりと、かなりてごわい作品です。

 それと、かなり暗い……主人公が貧しい農民(小作人)の息子で、生活も苦しく……となるといきおい暗くなるわけですが、いまの気分としてはちょっと重たすぎるのかもしれません。

 いま3分の1あたりなので、事件(主人公が起こした殺人事件)の部分に近づいてくれば、読書のテンポアップもできるかも?と期待しつつ、もう少し辛抱して読んでみようかと思います(お蔵入りしないことを祈りつつ…)。

 

 原書を読むときは、自分がリーダーとしてレジュメを書く・訳す立場だったらということを意識するようにしていますが、こういう「読者に少々我慢を強いる作品」は、どう評価するか(アピールするか)が難しいです。「最後まで読めばおもしろい!」と紹介するのでは、最初から「前半読みづらい・おもしろくない」と言っているようですし……(それが正直な感想なら、そう評価することになるとは思いますが)。


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