たそがれの空

 

 今年に入って読んだなかで、いまのところ、一番「読んでよかった」と思った作品がこちら。

 

 

A man called Ove by Fredrik Backman

英語版出版社へのリンク→Simon and Schuster

 

翻訳版が出版されました!

 

幸せなひとりぼっち

 

『幸せなひとりぼっち』

フレドリック・バックマン:著 坂本あおい:訳

 

 原書はスウェーデン語です。主人公のオーヴェは、妻に先立たれ、一人暮らしをしている、いわゆる頑固じいさん。言葉も態度も、決してやさしいとはいえないオーヴェのまわりに、なぜか人が集まってきて・・・という、笑いあり涙ありの心温まるお話です。(ラスト、泣けました…悲しくて、というより、感動の涙でした。)

 本国スウェーデンだけでなく、New York Timesのベストセラーリスト(ペーパーバック部門など)にも長期にわたってランクインしています。

 このヒットを受けてスウェーデンで映画化されたのですが(そして映画も大ヒット)、それがついに日本にもやってきます!

(邦題は『幸せなひとりぼっち』と、原題からかなりアレンジされた模様。)

 

 田舎県に在住なので、近くの映画館ではまず上映されません・・・都会に行ったときに(というかこれを観に行く目的で遠征して)ぜひ観なければ!

 

 これによく似た作品も、ひとつ読了しました。

 

The Curious Charms of Arthur Pepper by Phaedra Patrick

 

 本を紹介したオフィシャルムービー。

 

 こちらは未訳なので、原書(英語)で読みました。主人公のアーサーは、オーヴェと同じく、妻を亡くしています。頑固というより、気難しい?おじいちゃんです。

 オーヴェのほうは、近所が舞台なのですが、アーサーはイギリスからフランス、インドまで、世界を股にかけた(?)大冒険をします。その経緯はというと……亡くなった妻の遺品整理をしていると、美しい8つのチャーム(表紙にもあります)のついたブレスレットが見つかります。そしてこのチャームひとつひとつに、アーサーの知られざる妻の過去が隠されていた、というなかなかドラマティックな展開です。

 御年70歳のアーサーが、大奮闘する様子は、読んでいて楽しくもあり、せつなくもあり……

 

 でもやっぱり、オーヴェのほうが「ジーンときた感」がありました。

 映画も公開されることだし、A man called Ove、もう一度読み返そうと思います(A man called Oveも、The Curious Charms of Arthur Pepperも、どちらも比較的平易な英語で書かれているので、洋書リーディングのステップアップで読むにもいいかもしれません)。


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