本棚

 

 先週末は、出版翻訳者のトークイベント、大学院時代の恩師訪問と、なかなか盛りだくさんな週末でした。これぞと思った出版翻訳がらみのイベントには、できるだけ参加するつもりでいますが、なにぶん地方住まいでは、移動時間と費用を考えるとままなりません。なので、今回のトークイベント、参加できて本当によかったです。

 

 トークイベントでは、出版翻訳の仕事をするうえで大事なこと、参考になるお話をたくさん聞くことができました。お話しいただいた先生が実践されている、調べもののやり方や姿勢には、目から鱗がボロボロ落ちました……。結構調べている気になってましたが、全然追及が足りていないと反省しきり。調べたことは、後々自分の財産になる。そう考えると、とことん調べものに向き合っていける気がします。

 

 お話のなかで、先生が「自分は何が好きなのか見つめなおす」「好きな分野・テーマをとことん追求する」「ニッチな分野・マニアな分野でも、本当におもしろければ、読んでくれる人がいる」というようなことをおっしゃっていたのですが、去年くらいから自分でも意識していることなので、なんだか背中を押していただいた気持ちになりました。先生、わたし、犬本をとことん突き詰めます!

 

 お話を聞きながら、いますぐやらなきゃいけない、と強く思ったのは、つねに売り込める原書のストックを持っておくこと。バッグにレジュメを忍ばせておいて、ここぞというときにいつでも取り出せる、そんな状態にしておくこと。そして、チャンスがあればと考えるのではなく、チャンスを作ること。こんなことは、出版翻訳者を志すうえで当たり前なんでしょうけど、できていませんでした。"Chance favors the prepared mind"という言葉もありますが、自分から動かないと、何も始まらないんですよね。

 

 と、盛り上がった勢いで、先生の訳書やら、もともと買うつもりだった本やら、一気に4冊も本を買ってしまいました(それを持って次の目的地に移動したので、地獄を見ました……キャリーバッグにしとけばよかったと激しく後悔)。読みかけの本と、図書館から借りてきたばかりの本5冊で、計10冊の本が机に積みあがっています。移動中と昨日で2冊読了したものの、あと8冊……再来週、読書会をやるので、その課題書も読み返さないと……とはいえ、本にまみれることは幸せなことです。

 

 トークイベントの翌日には、友人たちと恩師を訪問。「訳書が出たら先生に読んでいただく」ことを目標にしていたので、ひとつ夢が叶いました。

(それにしても、学校って、どういうわけか、自分が卒業した後にきれいになるもんですね……ぴかぴかの校舎を見て、なんだか複雑な気分に……)

bluesky

 2018年、新しい年がスタートしました。空を見あげると、雲ひとつない青空が広がっていました!

 

 2017年は幸運にも、複数の作品の翻訳を担当させていただくことができました。これもひとえに、ご依頼くださった翻訳会社、出版社、ご指導をいただいた先生、先輩方、励ましてくれた勉強仲間、そして何より、家族のおかげです。本当にありがとうございました。

 昨年末に思わぬご依頼をいただき、年をまたいで出版翻訳の仕事を進めています。2018年もすてきなご縁があることを願っています。

 

 翻訳書のなかには、異なる国や文化の生活、習慣、考え方、社会、環境、風景があります。本を通して新しい世界に触れるのは、本当に楽しいですし、わくわくします。この「異文化体験」の場=「翻訳書」を一冊でも増やすために出版翻訳をやるんだ、そんな気持ちを年の初めに新たにしました。

 

 わたしの場合、マルチな方向を目指すより、得意分野の知識や理解を深めて強みにしていくほうが性に合っているようです。去年始めたテーマ読書(「犬」や「動物」がテーマの本を探して読む)を続けてみようかと思います。作品を探すのも楽しいですし、フィクションだけでなくノンフィクションも読むようになり、読書の幅も広がりました。今年は、ただ気になる作品を読むだけでなく、レジュメを書く、訳してみるというところまで、積極的にやっていきたいです。

 

 2018年は戌年。わが家のわんこたちにとってもよい一年になりますように!

 出版翻訳リーディングのセミナーに参加してきました。

 ノンフィクション翻訳の分野で活躍されている翻訳家の先生が、ノウハウを惜しげもなく伝授くださり、本当に勉強になりました。

 これまでリーディングのお仕事の依頼があると、「これでいいのだろうか?」とつねに不安を抱えていたのですが、リーディングのやり方自体には問題はなさそう(とりあえず)、ということもわかり、少し安心しました。

 そもそも、レジュメの書き方などにルールはない、と先生もおっしゃっていましたので、形式より中身、ということですね。

 先生のレジュメも拝見し、次にレジュメを書くときはこういうところを盛り込んでいこう、というヒントもたくさんいただきました。

 

 もうひとつ、「レジュメの持ちこみ」にもチャレンジする、これは今年の目標にしたいと思います。

 そもそも、持ちこむ先がなくて(探せていなくて)、これまで持ちこみをしたことがなかったのですが、このセミナーで、持ちこむアテというか、ルートを知ることができたので……

 先生は何冊も出版翻訳のお仕事を抱えていて、多忙を極めていらっしゃるのに、つねに原書を当たり、持ちこみを続けられているとのこと……すごすぎる!

 その姿勢、情熱、努力こそ、どんなテクニックより見習うべきところなんだなと、強く感じました。

 まずは、たくさんメモを取ったので、あとできちんと整理して、学んだことを消化しなくては!

 

夜の滑走路

 夜間の飛行機移動だったので、滑走路のライトがきれいでした(写真はイメージ)。

 

本とノート

 

 出版翻訳のお仕事でいっぱいいっぱいですが、途中になっていたリーディング通信講座の課題も、なんとか進めています。作品については自由選択の課題なので、気に入った本でレジュメを書いていたのですが……

「すっきりとまとまったレジュメにしたい」ということを意識しすぎたのか、なんだか妙に短いレジュメになってしまいました。大切なのは長さよりも、作品のいいところが余すことなく伝わっているかどうか、なのですが、レジュメを読みかえすとどうも自信がありません。わたしにとって共感できることや、心に響く言葉とたくさん出会えたので、いい本だなと思ったのですが、レジュメを書くときはもっと作品を客観的に読まないとだめですね。反省。

「こういうところが好き!」という主張(主観)ではなく、この本は何を伝えたいのか、それがどういった読者に受け入れられるのか(この本を出版する価値があるのか)が書かれていなければ、レジュメの意味がない。いち読者として読みつつも、長所短所を見抜く冷静な視線も必要……頭ではわかっているのですが、まだまだ修行が足りません。

 

 残念ですがこの本は見切りをつけて、別の作品でレジュメを書くことにしました(これがお仕事だったらそんなことはできませんが、課題なので……せっかく添削もいただけるわけだし)。

 どっぷりノンフィクション(科学系ドキュメンタリー)、という作品を選択。既読で、レジュメを書くことも想定してメモを取っていたので、それを確認しながら読み直し。なんとかこちらで仕上げて近日中に提出します。

 

 レジュメを書き始めたころは、ノンフィクションにあらすじなんてあるの? と思っていました。でも、ノンフィクションにも全体の構成、流れというものがある、ということが少しわかってきました。メモを取りながら読んでいると、どうしても細部に目がいってしまいますが……

クリスマス

 

 サンタさんから、クリスマスプレゼントをいただきました……お仕事です! それも2個も!

 まず、年内はないかなぁと思っていたら、リーディングのご依頼をいただきました。ちょうどリーディング課題(通信講座の課題)に取り組んでいたところで、日曜までにはなんとか仕上げて……と思っていたのですが、わからないものですね。

 

 そして、思わぬご縁で、出版翻訳のお仕事のお話が舞いこんできました。自分にとっては意外なところに目をとめていただき、どうですかとお声がかかりました。すでに刊行されているシリーズもののなかの一冊なのですが、今回お声がかかったのが、個人的に縁を感じていて、かつ興味のあるテーマを扱った一冊なので、運がいい、としか言いようがありません。

 原稿を開くと、とてもカラフルで素敵なイラストが満載でした(半分イラスト・写真、半分テキスト、という感じでしょうか)。

 年末年始をまたぐスケジュールになりますが、気合を入れて頑張ります!


Profile

Archive

Search

Other

Mobile

qrcode

Bookshelf

Murder, She Barked
Free Days With George: Learning Life's Little Lessons from One Very Big Dog
Not a Sound
Killing Trail
The Education of Will: A Mutual Memoir of a Woman and Her Dog
Wishtree
See You in the Cosmos
Stalking Ground
 
Not a Creature Was Purring
Dog Songs
The Lost Words
The Darkest Thread
The Snow Child
I Could Chew on This: And Other Poems by Dogs
You Need More Sleep: Advice from Cats